2020/05/13

FXレバレッジ規制で倍率10倍に?今後の動向と対策は?

 

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今回のテーマは「FXレバレッジ規制で倍率10倍に?今後の動向と対策は?」です。

 

FXレバレッジ規制については2018年に6回の有識者検討会が行われました。

今後のFXレバレッジ規制に対する金融庁の動向とその対策について解説していきます。

現在レバレッジ倍率10倍以上のハイレバレッジでFXされている方必見です。

本記事は難しい横文字、専門用語は出来るだけ多用せず解説も入れてあります。

 

FXに興味はあるけどやってない方、やってみたけど辞めてしまった方にもためになる話になるのでぜひ読んでみてください。

 

レバレッジ規制の背景

1998年4月に外国為替取引が完全自由化したことを皮切りにFX市場は大きく拡大をしていきました。

その結果、業者とのトラブルや苦情が多発し規制せざるを得ない状況になったのです。

 

現在FXには業者と直接取引する「店頭FX」と取引所を介する「取引所FX」があります。

主に行われているのは「店頭FX」の方で、取引金額も圧倒的に多いです。

この店頭FXの規制の経緯について金融庁が出している資料がこちらです

出典:金融庁ウェブサイト→https://www.fsa.go.jp/news/29/singi/20180213-1/03.pdf

 

見てわかるように徐々に規制が厳しくなっています…

レバレッジ倍率も2010年8月に50倍、2011年8月に25倍と2度引き下げられてきた経緯があります。

 

なぜここまで規制が厳しくなってきているのか?

 

その原因として店頭FX市場の拡大があります。

出典:金融庁ウェブサイト→https://www.fsa.go.jp/news/29/singi/20180213-1/03.pdf

 

2010年の2000兆円程度でしたが2016年には5000兆円まで増加しています。

資金の流通が増えていくのはいいのですが、急な相場変動で大きく損失がでる可能性もあります。

その際に業者のリスク管理が不十分だと、影響が金融システムや外国為替市場全体に波及していく(システミックリスク)可能性があると考えられます。

 

もちろん業者にも投資家の資金を守るため、ロスカット制度(投資した資金に対して一定の損失が生じた時に強制的に決済される制度)が設けられています。

しかし、急激な相場変動では現状のロスカット制度のみでは不十分であるというのが金融庁の見解です。

 

【よく出る用語説明】

・カバー取引

→業者がリスク回避のため顧客の取引と反対の取引を金融機関と行うこと。

 

・PB(プライムブローカー)

→資金の流通やリスク管理など委託されてる金融業者。

 

・ポジション・建玉(たてぎょく)

→売買は決まっているがまだ決済はされてない状況=利益が出ていても手元にお金として存在してない状態。

 

規制が強化されるとどうなるの?

少ない資金で大きな資金を動かすことができることから、レバレッジはてこの原理で表現されます。

個人投資家にとってはこの少ない資金でも始められて大きく稼げることがFXの魅力の一つでした。

 

もしレバレッジ倍率が25倍から10倍に引き下げられたら?

そもそもFX取引をする際に必要な準備金(証拠金)がレバレッジ1倍だと100万からという会社もあります。

これがレバレッジ倍率25倍であれば4万あれば始められます。

今まで4万円で100万円分の投資ができていたのに10万円ないとできなくなるということは個人投資家にとって致命的です。

 

ちなみにこの10倍という倍率の理由もあります。

出典:金融庁ウェブサイト→https://www.fsa.go.jp/news/29/singi/20180213-1/03.pdf

 

1985年以降最大の相場変動をカバーするレバレッジ倍率を通過ペアごとに出した表です。

平均すると8.7倍になります。

そのことから現状の25倍ではカバー仕切れないため、おおよそカバーできる10倍まで引き下げることが検討されたのです。

 

これに対して「そうそうそんな大きな相場変動は起きないのでは?」という見解もありました。

しかしスイスフランショック、ブレグジット(イギリスのEU離脱問題)など過去にも相場の急激な変動が起きているためそのリスクも検討しない訳にはいきません。

 

「リスクを考えるとレバレッジ倍率は一律10倍にした方がいいのではないか?」

様々な思惑や陰謀が隠されているのかもしれませんが、それが金融庁の出した結論です。

出典:一般社団法人 金融先物取引業協会https://www.fsa.go.jp/news/29/singi/20180312-1/01.pdf

 

レバレッジ倍率の分布図を見ると倍率10倍以上は全体の30%以上にも上ります。

もしレバレッジ規制により倍率が10倍まで引き下げられたら?

この3割以上の人達が倍率を下げて続けるか、やめるかの選択を迫られるのです。

 

一方的に規制することは海外取引や仮想通貨等への流出も考えられます。

レバレッジ規制の強化は本来投資家を守る為に行われるものですが、逆に規制のきかない市場への流出を促す形にもなりかねません。

 

そこで専門家たちの意見も交えて有識者検討会が6回に渡り行われたのです。

 

倍率10倍に引き下げ?

当初FXレバレッジ規制で倍率10倍に引き下げられるだろうと言われていました。

倍率25倍への引き下げ時も投資家たちの猛反対を押し切っての規制があったからです。

 

しかし、今回の有識者検討会ではFXレバレッジ規制に関しては見送られることなりました。

ただしこの見送りは条件付きのものとなります。

その条件として今後もしっかりと検討していく必要があるとされています。

 

厳格化つ適正なストレステスト(市場の暴落など予測しうるシナリオに基づいて行われるテスト)を行うこと。

 

つまり今まで無視されてきた起こり得るリスクにしっかりと対応できるようにしなさいということです。

また、ストレステストの実施頻度についても

 

「常時リスクを把握する観点から、現状の年1回から毎日とすることが 適当と考えられる。 」

出典:第6回 有識者検討会 報告書(案)→https://www.fsa.go.jp/news/29/singi/20180612-1/01.pdf

 

とあるように、予測しうる危険性に対するテストを常に行っていくこととされています。

 

一時的には見送られたレバレッジ規制ですが、今後再度検討が行われて規制が強化される可能性は十分に考えられます。

この見送りをしばらく安泰と見るか、規制は近いと考えて今から対策をとっておくかは将来的に大きな差となって現れてきます。

 

それは市場の変化であったり、新たな投資方法の誕生や様々な要因が考えられますが、何が起こるかわからないこそ対策をとっておくべきでしょう。

 

今後の動向と対策は?


主に考えられる対策としてはレバレッジ倍率規制の緩い海外FXへの移行仮想通貨、バイナリーオプションなど他の投資をやってのリスク分散です。

リスク分散の手段としてそれぞれのメリット・デメリットを見ていきます。

 

海外FX

メリット

・レバレッジ規制が緩いところでは400倍というハイレバレッジ。

→少額でも高報酬のチャンス!その代わりにリスクも大きい。

 

追証なしのゼロカットシステム採用。

→追証(おいしょう)とは投資金以上の損失に対しても請求されることです。

これに対してゼロカットシステムは投資金以上の損失を請け負ってくれるシステムです。

つまり、借金の可能性が無くなります。

 

・入金で100%ボーナスなど特典が豪華である。

 

・業者のディーラーを介さないNDD(ノーディーリング)方式なので思惑などのないクリーンな取引ができる。

→国内FXはほとんどがDD(ディーリング)方式で業者を介した取引を行ってます。

 

デメリット

・スプレッド(通貨取引時の売値と買値の値段差)は国内FXに比べると高め。

→国内FXに比べると取引にかかるお金が高い。

 

・国内FXと比べて安全性が低い

→詐欺的な業者が紛れ込んでいる。

 

・出金するのに手数料と時間が取られる。

 

仮想通貨

メリット

24時間365日取引可能。

・500円や1000円といった少額で始められる。

インフレに対するリスク分散になる。

→普通の通貨であれば大量発行(インフレ)が起きて価値が暴落する危険性もあります。

しかし仮想通貨であれば流通量が制限されているためインフレで自国の通貨の価値が下がっても価値は下がりません。

実際にジンバブエでインフレが起きた時は仮想通貨の価値が高騰しました。

 

・個人間で送金が可能。

 

デメリット

ハッキングの恐れがある。

→データ管理で保管は自己責任のため、実際の通貨を銀行に預金するように守られたり保証されているものではないという危険性があります。

 

・投機性(ギャンブル的な性質)が高い

ハイリスク・ハイリターンな面が強く、値動きが激しい(ボラティリティーが大きい)。

 

税金が重い

→雑所得に分類され一律10%の住民税と累進課税の所得税で合計15〜55%の税金がかかります。

これは住民税と所得税合計で一律20%のFXと比べても痛い出費となります。

 

バイナリーオプション

メリット

・為替のレートが上がるか下がるかの2択で初心者でも取り組みやすい。

・1000円程度の少額で始められる。

投資した金額以上に損することがない。

 

デメリット

負けると投資金が全て没収される。

・シンプルで1日に何回も取引できるためハマると損が膨らむ可能性もある。

・FXや仮想通貨ほど短期間で大きくは稼げない。

→ただしやり方次第で月に数百万稼ぐ人もいます。

 

以上それぞれのメリット・デメリットを見てきました。

 

「今までFXを続けてきたから他の投資には踏み出せない」という方は海外FXがいいでしょう。

「休みが土日でその時しか投資の時間が取れない」という方は仮想通貨がいいでしょう。

「投資に回せる大きな資金はない」という方はバイナリーオプションがいいでしょう。

 

それぞれタイプに合った投資でしっかりと対策しておきましょう。

 

ちなみに私がおすすめするのはバイナリーオプションです。

海外FXでのハイレバレッジでは短期的に大きく稼げる可能性がある分、大きく損する可能性があります。

仮想通貨も価格が暴落して税金が払えず破産するなんてこともありました。

ビットコインなど知られる前は持っているだけで億り人なんてこともおきましたが一度は価格も暴落し、今は多くの投資家も参戦していてどう価格動くか分かりません。

 

知識や経験が必要なのはどれも同じです。

 

資金力がなくても稼げて・出来るだけ簡単に・出来るだけリスクの少ない投資。

私にピッタリでした笑

 

バイナリーオプションを始めるにあたって初心者におすすめのツールもご紹介しておきます。

 

忍ツール

バイナリーオプションはハイアンドロー2択の投資ですが勝率を上げていかないと稼げません。

その為に必要なサポートをしてくれるのがツールです。

 

ツールを駆使してしっかり学べば、胡散臭い商材や本を買うよりもずっと早く稼げるようになるでしょう。

 

少しでも興味があればぜひ使ってみてください!

 

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賢い投資家とは?

偉大なる投資家ウォーレンバフェットもこう言ってます。

 

金持ちになるためには2つのルールを守りなさい。

 

【ルール1】絶対にお金を損しないこと。

【ルール2】絶対にルール1を忘れないこと。

 

絶対に儲け続けられる投資なんて存在しません。

お金を損しない為にはリスクの分散は必須です。

紹介した海外FX・仮想通貨・バイナリーオプションでもそれ以外でもいいです。

 

繰り返しですが、今後FXレバレッジ規制で倍率10倍になる可能性は十分にあります。

そうなると国内FXでは少額で大きな資金を動かして稼ぐことができなくなります。

その時リスク分散として今から動き始めていればきっと後悔することはないでしょう。

 

バカな投資家は今稼げている状況に甘んじて行動せず、状況が悪くなってから焦ります。

もしかしたらそれが取り返しのつかない損失になるかもしれません。

 

賢い投資家とは

【賢い投資家=損しない投資家=負けても他で勝ち最終的に損しない投資家】

色々やっても稼げないんじゃないかと思っている方はおそらく勉強不足です。

 

賢い投資家は必ず様々な投資の知識と経験を持って稼いでいて、必ずリスク分散も十分に行ってます。

FXレバレッジ規制に関するこの記事を読んだのを機にあなたも早めの対策をとって賢い投資家になりましょう。

 

というわけで今回のテーマは「FXレバレッジ規制で倍率10倍に?今後の動向と対策は?」でした。

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